脱臭フィルター
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活性炭とは
活性炭素はゼオライト、アルミナ、シリカゲル、合成吸着剤などと
ともに幅広く使用されている。
その中でも吸着能力や経済的な面で最もいい物質と言える。
活性炭の吸着技術はその有用性が昔より立証され、先進国を 中心に様々な方面で開発されてきたが、
国内には1990年 より本格的な研究が進むことになった。
定義
活性炭素とは粒子一つ一つに発達された無数穴で成り立っている無定型の炭素の集合体であり、その微細穴(Micro Pore, Transitional Pore, Macro Pore)は相互連結になる無数の通路で構成され、広い内部表面積を保持している。このような表面積は分子の大きさによる細穴の大きさの適合性と伴い、活性炭素の吸着能力を左右する。活性炭素1gは1000~1600㎡ の非常に広表面積を持ち、細穴の分布は10Aの細穴構造を主にし、150、000Aで存在する海面上の多孔質である。
物理的形相による分類
分類 | 形相 |
---|---|
破砕活性炭 | 形相及びサイズ不規則 |
造粒活性炭 | バインダを添加し、成型形相及びサイズの多様 |
粉末活性炭 | 密度分布を規制 |
原料による分類
分類 | 形相 | 形相 |
---|---|---|
植物系活性炭 | 木屑、木材など | 再生回収率(80~85%) |
石炭系活性炭 | 泥炭、褐炭、瀝青炭など | 再生回収率(80~85%) |
石油系活性炭 | 石油の残渣、硫酸のスラッジ | |
その他 | パルプの廃液、合成樹脂の廃液 |
活性炭素の特性
- 有機物分子に対し、高度の吸着能力保持
- 細穴(Micropore)の有効表面積が非常に広い
- 物理的、機械的な強度が強い
- 耐熱性が優秀、再生時の損失が少ない
- 灰分が少なく、純度は高くて高度濾過(浄化)施設に適合である。